企業の未来価値を高め、共に成長する「ジーエスティ―」

4次産業革命時代先導するための様々な対策作り

▲(株)ジエスティオジュンチョル代表(写真=根ニュース)

全世界的にスマートの製造が4次産業革命とあいまって、製造産業を革新的に変化させている。

  製造方式はもちろん、管理、流通など関連したほぼ全ての分野が新たに変わっている状況で、国内製造業界もこのような傾向にあわせて革新的な変化に大きな関心を示しており、最近政府と関連機関でもこのような4次産業革命時代を先導するためのアイディアを発掘して政策に反映しようとしている。

  中小ベンチャー企業部と国家の根産業振興センターは根企業の自動化・先端化支援に向けて'2018年度根企業自動化・先端化支援事業の新規支援課題の発掘に向けた需要調査'を公告しており、2018年度根企業自動化・先端化支援事業の新規課題の発掘に活用を目的として、連続加工の自動化を必要とする根の工程に対する関連需要を調査している。

  また、KOTRAは海外ネットワークを活用した'グローバルスマートファクトリーベンチマーキングの海外研修団'、'先進企業の技術R&D研修団'など4次産業革命時代に対応したオーダーメイド型研修課程を共同運営し、国内企業の生産性向上と対外競争力向上を支援するという計画を明らかにしたりした。

  このような傾向のなか、多くの企業がシステムの自動化のためにスマートファクトリーを導入しており、自然に"スマートファクトリー構築"および"E-Businessソリューション"を専門に提供する企業が注目されている。

  釜山広域市北区知識産業センターに位置する"(株)ジーエスティ(GST)"が代表的だと言えるが、この企業はスマートファクトリーのロードマップ樹立とコンサルティング、ERP、MES/POP、SCM、製造IoT、製造ビッグデータ分析などのソリューションとサービスを提供しており、製造業界の時代の流れと政府が推進している政策が本軌道に乗り、業界に大きな話題を呼んでいる。

  1992年、学業を終えて職場を求めて釜山に巣を作ったジエスティオジュンチョル代表は、管内の中堅の鉄鋼企業で13年ほど勤務して退社した。 以後、38歳という比較的若い年に創業を決心して準備を経て、2005年に、今のジエスティの前身であるグリーンウェイシステムを設立し、2008年度に法人に転換した。

  ジエスティの顧客の相当数がMCM、シンウ金属、日進金属、シンファST、高麗精密工業などルーツ企業で、このほかにもパナシア、ナムソン精密、光明インク製造、ウォングァンバルブなど釜山·慶尚南道地域の自己分野のリーディング企業がジエスティを選択しERPとMESを構築した。

  さらに、航空分野の超精密加工分野のトップランナーである忠南(チュンナム)の精進、成形·射出分野の京畿(キョンギ)地域の製造企業のスマートファクトリーシステム構築および拡張など、Gエスティが今や中部·首都圏にも事業領域を広げている。

  実際、ほとんどのルーツ企業は零細であるため、運営システムをスマート化するのは容易ではない。 しかし、今後根っからの企業がスマート化にそっぽを向けば競争力を失う可能性が高く、そのため効率的な費用策定と体系的で企業の特性に適したシステム構築が切実な時だ。

  オ代表は"現在、当社は低コストでルーツ企業のスマート化を支援している"とし"ITインフラをクラウド化に回し、IIoTを生産現場に組み入れているが、ルーツ企業が生き残る道は'工場と事務室が別々'ではなく'事務室と工場が一つ'になったスマート化"と説明した。

  続いて"このようなスマート化を通じてビッグデータと実証資料を分析するなど、当社は企業に大きな枠組みを提示している"とし"これはスマート工場につながり、人材養成は付随的についてくる"と付け加えた。

▲クラウド型スマート工場システムの事例

●新年にも続くジエスティの投資と挑戦

  USAは新年を迎え、未来への投資と新たな挑戦を継続的に展開している。

  まずジエスティがMES分野のクラウド型スマート工場(Cloud based smart factory)構築事業専門供給機関に選定されており、これは製造企業に既存の構築型に比べて25~35%程度の費用が格安なスマート工場、システム形態で、その結果も相当優秀だ。

  昨年3月(財)官民合同スマート工場推進団は全国的にクラウド型スマート工場の構築の専門供給機関8社を選定して、当該分野のスマート工場の普及事業を進めており、地元業者としてはジエスティが精密加工及び超精密加工分野で堂々と本の隊列に合流することになった。

  注目すべき部分はSaaS中心の他の供給会社とは違って、ジーエスティは釜山にIDCセンターを自主的に構築してC#。NET(ドットネット)基盤のIaaS、PaaS、SaaSを含むMES分野でクラウドサービスを統合承認された唯一の企業になったということだ。

  呉代表は"今回の事業でジエスティは釜山(プサン)地域3社、慶南地域3個、忠清(チュンチョン)地域1社など総合7社のスマートファクトリープロジェクトをクラウド基盤に遂行した"、"昨年12月26日最終S等級3社、A等級4社に優秀な実行結果を獲得した"と強調した。

  これは、ジエスティが釜山地域基盤の強小企業ではあるが、全国競争で堂々と先導的な役割をした重大な事件だと言える。 特にS等級の優秀判定を受けた3社は、民官合同スマート工場推進団で支援する製造ビッグデータと連携した事業であり、今年初めに製造生産性や品質、設備管理にビッグデータ分析(Big Data Analytics)を通じたいい深い洞察力を提供する予定だ。

  このほか、"海外進出の橋頭堡を確保する事業に選定された点"、"低コストかつ高効率の精密加工分野の工作機械とインターフェースが可能なIIoTデバイスの自社開発·普及により、地域製造企業の生産性向上に寄与したこと"などが新年に浮上しているジーエステの業績である。

  呉代表は"昨年8月知能型成形リアルタイムに分析システムの特許獲得を通じて4次産業革命の核心技術の一つである人工知能(AI)技術で、地域の製造企業たちにより高度化して先制的であり、非常に効果的な支援ができる体制を整えた"と紹介した。



●主力産業の同時不況、突破口は?

  現在、韓国の主力産業だった造船や自動車業界は、大変深刻な不況に陥っている。 特に、ルーツ企業は造船や自動車部品業界への依存度が高いため、その苦痛は増すばかりだ。

  オ代表は"ルーツ産業をはじめ、韓国の産業界が新年になっても突破口を見出せずにいる"とし"このような状況であればあるほど、各分野別に韓国スマート製造産業協会(KOSMIA)を中心にスタートアップに対するケアも行い、そのようなケアを進めながら、分野別のプロジェクトも積極的に並行しなければならない"と提案した。

  さらに、"現在40代半ばから60代半ばが従事できる雇用そのものが不足した状況"とし、"このような人材を退職者教育などを通じて実戦に配置できる方策が必要"と付け加えた。

  零細企業や新生企業は人手探しが容易でない状況にもかかわらず、求職者は就職先を見つけられずにいる状況だ。 オ代表のこのような構想を通じて、求人難と求職難を同時に解決する案を模索できるものと見られる。

  オ代表はまた"学生を対象に現場在職者が産業訓練を提供することも一つの方案"とし"過去には大学が企業より技術力でリードしていたが、今はむしろ相当部分企業がリードする場合が多い"と指摘した。

  さらに、"現在、産学協力団、リンク事業団など産学ビジネスモデルが構築されている"、"従来の形式的な産学協力がなく'本当に産学協力'をできる基盤を造成しなければならないが、概ね1年の期間の進行される国家R&D課題を例にとると、その課題を小さく細分化して生産現場に接木させることで、国策課題を通じた実質的な産学協力モデルを構築できる"と付け加えた。

  一方、ジエスティは'地域の多くの製造企業や全国の製造企業競争力向上を積極的に支援する企業'、そして'未来価値を向上させ、ともに成長する企業'を目標に2018年を始めている。

出典:鉄鋼金属新聞(http://www.snmnews.com/))